こういった疑問を解消します。
本記事の内容
・株価が動く仕組みとは?【業績が最も大切】
・株式投資はすぐに始められます【手順は2つだけ】
執筆している僕は、現役の証券マン。大学生から投資をしています。
業界の最前線で働いているので、最新情報やウラ情報も提供します。
本記事の目次
■株式投資の仕組みを0から説明【シンプルです】
●株式投資の仕組み①「株式会社」を理解する
株式投資の仕組みを知るためには、「株式会社」が何かを理解する必要があります。
株式会社は、株式を発行して資金調達を行う企業のこと。
企業運営のためにお金が必要なので、株式を発行して、投資家にお金を出してもらうんですね。
つまり、株式は企業が資金調達をするための手段ということです。
株式投資は、企業が発行する株式を取引することになります。
ちなみに、株式会社には「上場会社」と「非上場会社」に分かれます。私たち一般人が取引できるのは、上場会社の株式です。
●株式投資の仕組み②「株主になる」=「会社の保有者になる」
株式を買うと「株主」になります。
企業の中で、株主はめちゃくちゃ偉い立場です。
お金を出しているので。
よく言われることですが、会社の持ち主は誰かわかりますか?
答えは、「株主」です。
株主は会社の持ち主という扱いになるので、「株主になる」=「会社の保有者になる」という関係が成り立ちます。
余談ですが、会社の保有者が株主なので、社長や従業員は株主のために働いているということになります。ソフトバンクの株を買えば、孫正義が自分のために働いてくれます。
こう考えると、ちょっと面白くないですか?
●株式投資の仕組み③利益を得る方法は2つ
では、株式投資でどうやって利益を得るのかについてお話しします。
株式投資で利益を得る方法は2つ。
・インカムゲイン
キャピタルゲイン
キャピタルゲインは、株式の値上がりで利益を得る方法。
今後成長して値上がりしそうな企業を探して投資をします。
単純ですね。
インカムゲイン
インカムゲインは、配当金や株主優待で利益を得る方法。
株価が上がらなくても、配当金や優待がもらえれば利益になりますね。
優待は企業によって違いますが、自社の商品や割引券なんかが多いです。
株式投資は、この2つの方法で利益を狙います。
■株価が動く仕組みとは?【業績が最も大切】
では、次は株価が動く仕組みについて。
基本的には、需要と供給の関係です。
需要が多ければ株価は上がり、少なければ株価が下がる。
では、どうしたら需要が増えたり減ったりするのかを見ていきます。
●短期的な株価は、話題で動く
短期的な株価は、話題で動きます。
短期的というのは、1日〜1ヶ月くらいの期間。
企業にとって良いニュースが出たり、メディアで取り上げられたりすると、めちゃくちゃ株価が上がったりします。
企業の内容が良いとかではなく、話題に上がったことが原因で株価が動くんですね。
一時的に人気になって株価が10倍以上になったのに、ブームがすぎて10分の1になった銘柄もありました。
●長期的な株価は、業績によって動く
長期的(数年スパン)には、株価は業績によって動きます。
業績の良い会社は、長期的に株価が上がります。
株価は企業の価値を表すものですから、当然といえば当然。
企業の価値は、お金を稼げるかどうかですからね。
短期的に株が下がっても、業績が良い会社は株価が上がります。
ですから、株式投資をするときは、必ず業績は確認しましょう。
●株価は外部要因でも動く
企業と全く関係のない要因で、株価が動くこともあります。
〝外部要因〟といわれますね。
例えば、2020年のコロナ。
コロナが蔓延したことで、株価は大きく下がりました。
直接ダメージのない業界の株も同じく下がっています。
投資している人が不安になって売ってしまったからですね。
また、金利が上がったり、為替が動いたりした時にも株価は動きやすいですね。
詳しくは以下の記事でまとめています。
<金利と株価の関係>
→【2022年最新】アメリカの利上げが株価に与える影響は?【今が買い時】
<為替と株価の関係>
→【投資のキホン】円高・円安が株価に与える影響を解説【シンプルです】
■株式投資はすぐに始められます【手順は2つだけ】
株式投資の仕組みについては以上です。
ある程度理解ができたら、チャレンジしてみましょう。
「ハードルが高い」と思うかもですが、やることはシンプルです。
手順はたった2つだけ。
①証券口座を開設
株式投資をするためには、証券会社で口座を作ることが必要です。
ネット上の手続きだけで、20分もあれば完了します。
おすすめの証券会社をまとめておきます。
そこまで大きな違いはないので、以下から選べばOK。
<補足>口座開設の際に迷うポイントやワードを説明します。
・特定口座
税金の処理を証券会社がやってくれる口座。
確定申告が不要になるので、特定口座を選びましょう。
・NISA口座
年間120万円の投資なら利益が出ても非課税になる口座。開設しましょう。
注意点としては、どこか1つの金融機関でしか作れないので、すでに銀行などで開設した人は開けません。
・MRF
証券会社でお金を預かってもらうところ。
厳密には違いますが、銀行の預金口座のようなイメージ。
・配当金の受取方法
「株式数比例配分方式」を選びましょう。
配当金が出たときに、MRFに入金されます。
②入金して注文を出すだけ
口座を開設したら、入金して注文するだけ。
口座開設が完了したら数日後に案内資料が郵送されてきます。
入金の方法は資料を確認しましょう。
入金したら注文。
注文もネット上で全て完了します。
<補足>注文方法(指値と成行)で悩む人が多いので説明します。
・指値
値段を指定して注文する方法。
例えば、1000円で指値の買い注文を入れたとすると、「株価が1000円以下になったら買います。」という注文です。
逆に株価が1000円にならなければ買えません。
・成行
値段を指定せずに注文する方法。
基本的には、今の値段で買えます。注文したらすぐに成立する注文です。
最初は成行注文でいいと思います。
指値注文をして「あと1円で買えなかった。。」みたいなことになると悔しいので。
株式投資はハードルが高く感じると思いますが、やってみると意外と単純です。
ぜひチャレンジしてみてください。
どういうところに投資をするべきかは、【暴露】なぜ投資家は日本ではなくアメリカを選ぶのか【答え:簡単に儲かるから】で説明しているので、参考までにどうぞ。