こういった疑問を解消します。
本記事の内容
・短期投資をすると失敗する理由
・長期投資するならアメリカのインデックスファンド
執筆している僕は、現役の証券マン。大学生から投資をしています。
業界の最前線で働いているので、最新情報やウラ情報も提供します。
本記事の目次
■長期投資のメリットとデメリットまとめ
長期投資というのは、数年間(少なくとも5年以上)くらい。
一度買ったものをずーっと保有し続ける投資方法のことです。
●長期投資のメリット①単純に儲かる【証拠あり】
長期投資は、単純に儲かります。
証拠はこちら↓
S&P500指数の、過去30年間の動き。
アメリカの主要企業の株価を反映したものです。
一時的な上下はありますが、30年間で10倍以上になっています。
何も考えず、アメリカ全体に投資をしているだけで、お金が10倍になるんですね。
これが長期投資の力です。
ちなみに、5年間でだとこんな感じ。↓
2020年にコロナで大きく下がっていますが、それでも5年間で2倍くらいになっています。
もう1つ見てみましょう。↓
これは、2008年から5年間のS&P500指数の値動き。
2008年といえばリーマンショック。史上最大の金融危機が発生した年です。
上のチャートは、リーマンショック直前の最悪なタイミングで株を買った場合のシミュレーション。
リーマンショック直後はかなり下落していますが、我慢して持ち続けたら、5年後にはプラスになっていますよね。
これが、長期投資のすごいところ。
リーマンショックやコロナのような大きなショックがあっても、慌てて売らずに5年保有し続ければいいんです。そしたら儲かります。
簡単ですね。
●長期投資のメリット②ほったらかしでOK【忙しくてもできる】
長期投資は、買ったものをそのままにするだけなので、ほったらかしでOK。
買うときの手続きだけ終われば、あとは待つだけ。
極端な話、値動きとかも確認しなくていいと思っています。
僕が証券会社で担当しているお客さんの中にも、「値動きを全然見ていなかったけど、3年前に買ったのが2倍になっていた」という人もいます。
また、精神的にも楽ですよ。
株価が少し上下するだけで一喜一憂する必要がないからです。
上がっても下がっても無心でただ待つだけ。
特に初心者の人は、株価の動きが気になってしまいがちですが、長期投資なら問題なし。
●長期投資のメリット③無駄なコストがかからない
長期投資は、無駄なコスト(手数用)がかかりません。
投資をするときは取引の度に、証券会社に手数料を払います。
この手数料が証券会社の売り上げになるわけです。
長期投資は、一度買ったら持ち続けるだけなので、手数料を払うのは購入のタイミングだけ。
無駄なコストはカットする。すごく大切なことです。
成功している投資家ほど、こういう小さなコストを気にしています。ケチになりましょう。
ということで、長期投資のメリットを3つ紹介しました。
②ほったらかしでOK
③無駄なコストがかからない
まとめるとこんな感じ。
■短期投資をすると失敗する理由
「放っておくんじゃなくて、利益が出たら売って安いのに買い替えた方が儲かるじゃん」と感じる人もいると思います。
確かに、「短期的に、安く買って高く売る」が最も利益が出る方法です。
ですが、これが難しいんです。というより、ほぼ不可能。
理由は、人間の心理が邪魔をするから。
人間は、株が上がっているときには「まだ上がるんじゃないか」と考え、株が下がっているときには「まだ下がるんじゃないか」と考えます。
ですので、株が上がっているときに高値で買ってしまったり、下がっているときに損切りしてしまったりするんですね。
「自分は冷静に判断できるから大丈夫!」と思う人は、短期の売買をしてもOK。
ですが、95%くらいの人はできないと思います。
僕が証券会社で担当しているお客さんでも、短期投資で成功している人を見たことがありません。
■長期投資するならアメリカのインデックスファンド
●長期投資をするならアメリカへ
長期投資をするなら、アメリカが最もオススメ。
日本企業に投資をするよりも、圧倒的に儲かります。
青のラインがS&P500(アメリカ全体)。
オレンジのラインがTOPIX(日本全体)。
過去20年間くらいの値動きですが、全然違いますよね。
日本は20年間で1.5倍ですが、アメリカは2.7倍。かなり大きい差があります。
ここまでの差が開く最大の理由は、人口です。
株価は人口に大きく影響を受けます。
「人口増加」
→「消費拡大」
→「企業業績良くなる」
→「株価が上がる」
日本は、少子高齢化が進んで人口が減っているので、株価が上がらない。
一方のアメリカは先進国の中で唯一、人口が増加しています。移民を積極的に受け入れているからです。
だから、人口が増えているアメリカの株は上がっているんです。
詳しくは、【暴露】なぜ投資家は日本ではなくアメリカを選ぶのか【答え:簡単に儲かるから】で説明しています。
●長期投資をするならインデックスファンド
投資の具体的な方法としては、インデックスファンドがおすすめ。
インデックスファンドは、日経平均やS&P500のような株価指数と同じ動きをする投資信託のことです。
特におすすめは、S&P500連動のインデックスファンド。
S&P500は、アメリカ主要企業の値動きであるため、アメリカ全体の動きを数値化したものだといえます。
前述したように、アメリカはまだ人口が増えており、経済も成長する可能性が高い。ですから、アメリカ全体がよくなれば値上がりするS&P500がオススメ。
30年前にS&P500のインデックスファンドを買っていたら、10倍です。
アメリカはまだまだ経済が拡大しますので、長期で保有しておけば、資産形成に大きく役立ちます。
僕も投資をしていますが、投資金額の半分くらいは、S&P500のインデックスファンドで固めています。
以上、長期投資の魅力お伝えしてきました。
投資は時間をかければかけるほど有利になります。
ですので、投資を始めるベストなタイミングは、来年でも来月でもありません。
今、この瞬間です。
最初は少額でもいいので、できるだけ早く投資を始めてみてください。
証券口座を持っていない人は、口座開設からどうぞ。
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それでは。