こんな要望に応えます。
本記事の内容
・投資初心者におすすめの勉強方法5選
執筆している僕は、現役の証券マン。自身の投資歴は5年ほど。
業界の最前線で働いているので、最新情報やウラ情報も提供します。
本記事の目次
■投資初心者がまず覚えるべき基礎用語23選
投資にはたくさんの専門用語が出てきます。
投資を始めたばかりの人がつまづきやすいポイントです。
ですが、私たち個人投資家が知っておくべき用語は多くありません。
「これだけ覚えておけば困らない!」という23の単語を一覧でまとめたので、参考にしてください。
②③『指値』・『成行』
④⑤『始値』・『終値』
⑥⑦『前場』・『後場』
⑧『チャート』
⑨『配当』
⑩『株主優待』
⑪⑫『証券取引所』・『上場』
⑬⑭『日経平均』・『TOPIX』
⑮⑯⑰『NYダウ』・『NASDAQ』・『S&P500』
⑱『NISA』
⑲『投資信託』
⑳『インデックスファンド』
㉑㉒『PER』・『PBR』
㉓『IPO』
以上の23単語です。セットで覚えるべきものはまとめています。
●投資の基礎用語①『約定』
まずは投資をしていたら必ず出てくる『約定(やくじょう)』という言葉。
注文が成立すること
出していた注文が成立して、正式に株式を買う(売る)ことができた場合に使います。
●投資の基礎用語②③『指値』・『成行』
株式を売買する時には2つの注文方法があり、それが『指値(さしね)』と『成行(なりゆき)』です。
「指値」:値段を指定して注文を出す方法
「成行」:値段を指定せずに注文を出す方法
もうちょっと簡単にいうと、
「成行」は「今くらいの株価なら買う(売る)!」という方法。
※指値で買うときは今の株価より安い値段で注文を出し、売るときは今の株価より高い値段で注文を出すのが普通です。
●投資の基礎用語④⑤『始値』・『終値』
続いては『始値(はじめね)』と『終値(おわりね)』です。
「始値」:その日の最初についた株価のこと
「終値」:その日の最後についた株価のこと
とてもシンプルですね。
経済ニュースで「今日の〇〇社の終値は〜」と言っているのを聞いたこともあるかもしれません。
●投資の基礎用語⑥⑦『前場』・『後場』
『前場』と『後場』もシンプルな単語。
「前場」:株式市場が開いている時間の前半(9:00〜11:30)
「後場」:株式市場が開いている時間の後半(12:30〜15:00)
ちなみに、11:30〜12:30はお昼休みです。
●投資の基礎用語⑧『チャート』
↑こんなやつです。
株価の動きをグラフ化したもの
今の株価は高いのか安いのかなどを判断します。
チャートを詳細に分析して将来の株価を予想する「テクニカル分析」という手法もありますが、初心者には不要だと思います。
詳しくは以下の記事でまとめています。
>>>【株価予想?】テクニカル分析を学んでも意味ない理由【深入り不要】
●投資の基礎用語⑨『配当』
『配当』という言葉自体は聞いたことがあると思います。
企業が株主に利益を分配すること
多くの企業は1年に2回、投資家に対して配当金を出しています。
配当金が高い企業もあれば、1円も出さない企業もあり、様々です。
配当金によって得る利益のことを「インカムゲイン」、株価上昇によって得る利益のことを「キャピタルゲイン」と呼びます。
詳しくは以下の記事でまとめています。
>>>【投資のキホン】キャピタルゲインとインカムゲインをわかりやすく解説(準備中)
●投資の基礎用語⑩『株主優待』
『株主優待』を狙って投資をする人もたくさんいます。
企業から投資家へのプレゼント
企業は自社に投資をしてもらうために、自社商品を中心に投資家へ贈り物をします。
「配当」はお金、「株主優待」はモノと覚えましょう。
●投資の基礎用語⑪⑫『証券取引所』・『上場』
『証券取引所』や『上場』も、ちゃんと理解している人は少ない印象。
投資家が株式の売買をするのを管理する機関。
全国に4つ(札幌、東京、名古屋、福岡)あり「東京証券取引所(東証)」が最も有名。
自社の株式を証券取引所で売買できるように登録すること。
私たち投資家は各証券取引所に上場した株式だけを売買できます。
上場していない企業の株式は買うことができません。
上場はデメリットもあり大手企業でも上場しないこともあります。詳しくは以下の記事で説明しています。
>>>【投資のキホン】「上場」とは何か?【超わかりやすく説明します】(準備中)
●投資の基礎用語⑬⑭『日経平均』・『TOPIX』
『日経平均』や『TOPIX』はニュースで一度は聞いているはず。
どちらも日本の株式市場の動きを表す指数です。
東証プライムの中から選ばれた225社の平均株価。
日本経済新聞社が企業を選んでいます。
単位は「円」です。
東証に上場する企業を対象とする株価指数。
単位は「ポイント」(1968年を100として計算)。
日経平均より対象銘柄が多く、全体感を知るのに向いています。
今の株式市場がどうなっているかを知るのに役立つので、必ず覚えておきましょう。
●投資の基礎用語⑮⑯⑰『NYダウ』・『NASDAQ』・『S&P500』
『NYダウ』『NASDAQ』『S&P500』はアメリカの株価指数。
アメリカの主要30社で構成される指数。
企業の数は思っているより少ないかもしれません。
単位は「ドル」です。
正式には「NASDAQ(ナスダック)総合指数」。
アメリカのNASDAQ市場に上場する全銘柄を対象とした指数です。
単位は「ポイント」(1971年を100として計算)。
アメリカ主要500社の値動きを表す指数。
企業数が多く、アメリカ市場全体を最も表している指数です。
単位は「ポイント」。
この3つの指数は世界的にも注目度が高いので、覚えておいてください。
●投資の基礎用語⑱『NISA』
『NISA』は絶対使うべき制度です。
年間120万円までの投資額であれば非課税になる制度。
期間は5年間。
本来であれば、投資で利益が出たら約20%の税金がかかります。
ですが、NISA口座で投資をすると税金が0になるんです。
詳しくは以下の記事で説明しています。
>>>【投資のキホン】NISAの仕組みをまるっと解説【積立NISAとの比較】(準備中)
●投資の基礎用語⑲『投資信託』
超基本的ですが、『株』と『投資信託』の違いを知らない人が意外と多いです。
複数の株や債券等をパッケージ化したもの。
内部で売買をしてくれているので、ほったらかし運用に向いています。
投資信託は複数の株式・債券が組み入れられているので、株と比べるとリスクが低いです。
株と投資信託については以下の記事をご覧ください。
>>>【投資のキホン】株と投資信託の違い【どっちが初心者向け?】(準備中)
●投資の基礎用語⑳『インデックスファンド』
ネットで勉強したことがある人は『インデックスファンド』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
日経平均やNYダウのような株価指数と連動する投資信託
指数と連動せずプロが売買の判断をするのをアクティブファンドと呼びます。
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。
最近は手数料の安いインデックスファンドが注目を集めており人気です。
2つの違いやメリット等については以下の記事でまとめています。
>>>アクティブファンドはインデックスに勝てない←誤解です【注意】
●投資の基礎用語㉑㉒『PER』・『PBR』
少し専門的な言葉になりますが、『PER』『PBR』も知っておくべき。
株価が割高なのか、割安なのかを判断する指標です。
株価が利益の何倍になっているかを示す指標。
【(株価)÷(1株あたりの純利益)】という計算式。
業界によりますが「12〜15倍」が目安。
株価が資産の何倍になっているかを示す指標。
【(株価)÷(1株あたりの純資産)】という計算式。
こちらは「1倍」が目安。
株価指標はたくさんありますが「PER」「PBR」は特に注目されるので覚えておきましょう。
銘柄選びをする際に役立ちます。以下の記事も参考にしてください。
>>>【株に投資したい!】証券マンの銘柄選び完全マニュアル【誰でもできます】
また、その他の指標については以下の本が勉強になります。
●投資の基礎用語㉓『IPO』
最後は『IPO』です。
投資の本質的なところではないですが、短期的に儲かる可能性もあるので知っておいて損はありません。
企業が新しく証券取引所に上場すること。
注目度が高く短期的に大儲けできる可能性もあります。
数が少ないので、運が良くないと購入することができません。
繰り返しですが、「IPO」は投資の本質ではなくあくまでオマケ。
ほとんど購入することはできませんが、少しでも可能性を高める方法はありますので、以下の記事でまとめました。
>>>「IPOが当たらないからやめたい?」当選するコツを証券マンが暴露します
以上、23の投資用語を説明しました。
少し多いですが、理解しておけば投資をしていて困ることはなくなります。
■投資初心者におすすめの勉強方法5選
ここからは、初心者向けに投資の勉強方法を紹介します。
②本
③新聞
④サイト
⑤YouTube
これらは無料(もしくは少額)で勉強できる便利ツールなのでおすすめです。
①映画・ドラマ
楽しみながら投資のイメージを掴むのに最適です。
おすすめは、
・ウルフ・オブ・ウォールストリート
・マネー・ショート 華麗なる大逆転
・ハゲタカ
<ドラマ>
・インベスターZ
・半沢直樹
以下の記事で詳しくまとめています。
>>>【証券マン厳選】投資の勉強におすすめな映画・ドラマ5選
②本
より具体的に、体系的に知識を吸収できます。
古い情報もあるので注意。
おすすめは、
・『金持ち父さん貧乏父さん』
・『いま君に伝えたいお金の話』
・『池上彰のお金の学校』
・『投資なんかおやめなさい』
・『臆病者のための億万長者入門』
・『PERって何?』
・『世界一わかりやすい金利の本』『為替の本』
・『敗者のゲーム』
以下の記事で詳しくまとめています。
>>>【証券マン厳選】投資の勉強におすすめな本10選【初心者向け】
③新聞
最新情報をインプットして投資に活かすことができます。
投資や経済ニュースが多い「日経新聞」がおすすめ。
ほとんどの証券マンが読んでいます。
新聞を効率的に読むコツは以下でまとめています。
>>>【証券マン実践】投資に役立つ日経新聞の読み方【どこを読むべきか】
④サイト
ネット上には圧倒的な情報量があるので、わからないことがあっても問題なし。
おすすめサイトは、
・初めてでもわかりやすい用語集
・株探
・いろはに投資
・澤上篤人の長期投資家日記
・闇株新聞
・投資家への第一歩
以下の記事で詳しくまとめています。
>>>【証券マン厳選】投資の勉強に最適なサイト・ブログ7選【初心者向け】
⑤YouTube
わかりやすくて情報が新しいので勉強するのに最もおすすめ。
僕も移動時間はYouTubeで勉強しています。
おすすめは、
・BANK ACADEMY / バンクアカデミー
・両学長 リベラルアーツ大学
・草食系投資家LoK Re:
・バフェット太郎の投資チャンネル
・【投資家】ぽんちよ
・たぱぞう投資大学
・Dan Takahashi – PostPrime
・Makabeeの米国株【ジム・クレイマー応援ch】
以下の記事で詳しくまとめています。
>>>【証券マン厳選】投資の勉強になるYouTube9選【初心者向け】
以上がおすすめの投資勉強方法です。
注意点としては、ネット上には素人が書いた適当な情報も紛れているので、無闇に信じることがないようにしましょう。
情報の見極め方は以下の記事でもまとめています。
>>>【証券マン暴露】ネット上で信頼性のある投資情報を見抜く5つの方法
また、超効率的な勉強法をまとめた記事もあるので参考にしてください。
>>>投資初心者におすすめ!超効率的な勉強方法5選【証券マンが解説】
以上、投資の基礎用語についての内容でした。
「投資用語」はここで紹介したもので十分です。
あとは、投資をする上で必要になってくる知識を身につけたらOK。
以下の記事で大切なことをまとめているので、ぜひご覧ください。
>>>【脱初心者へ】投資に必須の基礎知識7つをまとめて解説【これで完璧です】(準備中)