こんな疑問に答えます。
本記事では、インデックス投資についてお伝えしていきます。
最近話題になっており、初心者こそやるべき投資方法です。
必要な知識は全てまとめているので、ぜひチャレンジしてみてください。
これを書いている僕は、現役の証券マンで、大学時代から投資を始めました。
証券業界の裏側や、自身の経験なんかも混ぜながら、お話ししていきます。
Twitter(@hununu_blog)でも、日々役に立つ投資情報を呟いています。
本記事の目次
■インデックス投資とは?
まずは、インデックス投資とは何か、について。
インデックス投資とは、株価指数に連動するように運用される投資信託(インデックスファンド)で運用することです。
これだけだと???という感じですよね。
株価指数から説明していきます。
株価指数というのは、いくつかの企業の株価の動きを表す数字のこと。
代表的なのは日経平均。日経平均は、日本の主要な225社の株価を動きを表しています。
他にもアメリカのNYダウなんてのもありまして、これはアメリカの主要30社の株価を表している数字になっています。
インデックス投資では、1つの株価指数を選んで、それに連動するように運用をしていきます。
日経平均連動のインデックスファンドであれば、日経平均が上昇すれば利益になり、下がれば損になるという仕組み。
インデックス投資の説明はこれで終わりです。簡単ですね。
■初心者こそインデックス投資をすべき【メリットを解説】
●インデックス投資のメリット①シンプルで理解しやすい
ではここから、インデックス投資をするメリットについて。
1つめは、シンプルで理解しやすいこと。
馴染みがない人にとって、投資はなんとなく難しそうなイメージがあると思います。
学校や両親に教えてもらう機会はほぼないですし、「投資=胡散臭い」みたいに考えている人もたくさんいますね。
なので、特に初心者にとっては、シンプルでわかりやすいことが重要。
インデックス投資は、先ほど説明した通り、めちゃくちゃシンプルです。
株価指数を1つ選んで、それと同じような動きをするだけなので。
中には、仕組みが分かりづらくなっている投資方法もあったりして、証券マンの僕ですら怪しいと感じるものも少なくないです。
ですが、インデックス投資に怪しさは一切ありません。
だからこそ、人気を集めているのでしょうね。
●インデックス投資のメリット②時間も手間もかからない
インデックス投資のメリット2つめは、手間も時間もかからないこと。
一般的に〝投資〟というと、パソコンに張り付いて売ったり買ったりを繰り返して、、、みたいに思っている人が多いですよね。
でも、仕事をしながらなんて普通に考えて無理です。時間的にも精神的にも。
もし株式投資をするなら、日々動きのある株価を見ながら売買をする必要があります。
ですがインデックス投資であれば、値動きを見る必要も、タイミングを見計らって売買をする必要もなし。
1度買って放っておけばOKなんです。やる事があるとすれば、下がった時に買い増しを検討するくらい。それ以外は本当にする事がありません。
なので、初心者であってもなんの問題もなし。
「放っておくだけで大丈夫なの?」と不安に感じると思いますが、結論としては大丈夫です。詳しくは次で説明します。
●インデックス投資のメリット③時間をかければ超儲かる
インデックス投資のメリット3つめは、時間をかければ儲かること。
先ほど、インデックス投資は放っておくだけでOKと言いましたが、理由がこれです。
持ち続けているだけで利益になるんですね。
言葉で説明しても説得力がないので、下のチャートをみてください。
これはアメリカのS&P500という株価指数で、過去30年間の動きを表しています。
アメリカの主要500社の値動きを示していて、世界中の投資家が注目している指数。
30年間で約11倍になっています。とんでもない上がり方ですね。
時期によって下がっているところもありますが、気にせずに保有していれば、めちゃくちゃ儲かっています。
30年間なのでかなり長い時間がかかっていますが、逆に言えば、時間をかければ放っておくだけでもこれだけ儲かります。
長期的な資産形成をしたい人にはもってこいですね。
どうしてこれほどの上昇があるかといえば、人口が増えているからです。
「人口が増える→経済活動が活発になる→企業の業績が良くなる→株価が上がる」という流れ。
この30年間はずっと人口が増えてきましたし、今後も30~50年くらいは人口が増え続ける見通し。ですから、インデックス投資が儲かります。
■インデックス投資の注意点
●インデックス投資の注意点①短期で大儲けを狙えない
株式であれば、1日で10%上昇するなんてこともたまにありますが、インデックス投資ではほとんどあり得ません。
インデックス投資の注意点としては、短期での大儲けが狙えないこと。
動いたとしても1日で2%くらい。
上でも説明した通り、30年とかそのくらいのスパンで考えるべきもので、1日とか1週間とかでで儲けるような方法ではありません。
短期間で利益を出したいなら、株式の方が向いています。
その分、短期的に大損するリスクもありますが。
●インデックス投資の注意点②下がった時に売却してはいけない
もう1つ注意点がありまして、それが下がった時に売却してはいけないということ。
投資初心者にありがちな失敗が、「上がった時に買って、下がった時に売る」というパターン。
株価が上がってきて注目され始めると購入し、下がってきて損になり始めると怖くなって売ってしまうんですね。
気持ちは理解できますが、最悪の投資方法。
↑は、さっき見せたS&P500のチャートと同じです。
オレンジの丸印のところで下がっていますね。
大きく下がっているので、もし投資をしていれば不安になって売りたくなる人が多いと思います。
ですが、こういう時こそ我慢。資金があるならば、むしろ買い増しをするべき。
一度下がってもちゃんと戻ってきていますから、持ち続けていればいいんです。
『下がっても売らない』
めちゃくちゃ重要なことなので、覚えておいてください。
●日本のインデックス投資はダメ【アメリカが最強】
「具体的に、どの指数のインデックスファンドを買えばいいのか」
この質問に関しては明確な答えがありまして、『S&P500連動のインデックスファンド』です。
前述していますが、株価が上がるためには人口が増加する事が重要。
アメリカはこれまでも、これからも人口が増加する見込みです。先進国の中で、人口増加が予想されている唯一の国なんですね。
理由は、移民が集まってくるから。経済の中心であるアメリカで働きたい優秀な若者が多いんだと思います。
ですから、アメリカに投資をしてれば間違いなし。
一方で、我が国日本への投資はNGです。
人口が減っていくからですね。少子高齢化が進んでいますし、移民も入ってこないので、人口が増える要因はありません。
というか、すでに減り始めています。ですから、日本に投資をしたって未来はなし。
アメリカと日本は圧倒的に違うんですね。詳しくは【暴露】なぜ投資家は日本ではなくアメリカを選ぶのか【答え:簡単に儲かるから】で解説しているので、どうぞ。
■インデックス投資に関する本【何度でも読むべき】
最後に、インデックス投資に関する本を紹介しておきます。
両方とも超有名な本で、教養として一読しておくべきかと思います。
1つめは、『敗者のゲーム』
インデックス投資の代表的な本。投資のプロが運用するよりも、インデックス投資をして、ただ持っているだけの方がパフォーマンスが良いことを証明しています。
読みやすいです。
もう1つは、『ウォール街のランダム・ウォーカー』
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)
投資に関する本の中では、最も有名だと思います。
安定的に利益を出すために、インデックス投資の有用性を解説してくれています。
ちょっと長いですが、理解しておくべき内容が詰まっています。
以上、インデックス投資をテーマにお話をしてきました。
将来の資産形成のために、最適な投資方法で、僕もやっています。
時間をかければかけるほど、成果は出やすくなります。投資の始め時は、明日でも来週でもなく、【今】ですよ。
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