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【危険あり】高配当株をおすすめしない理由【証券マンが解説】

投稿日:2021年7月18日 更新日:

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高配当株 おすすめしない

高配当株をおすすめしない理由を知りたい。高配当株がダメならどこに投資をすればいいの?でもやっぱり配当金で儲けてる感覚が欲しいけどな。

こういった疑問を解消します。
 
 

・高配当株をおすすめしない理由【証券マンが解説】
・高配当株ではなく株価上昇を狙いましょう
・【それでも配当が欲しいなら】高配当株の選び方とタイミング

 

執筆している僕は、現役の証券マン。大学生から投資をしています。
業界の最前線で働いているので、最新情報やウラ情報も提供します。
 
 
 

本記事の目次

■高配当株をおすすめしない理由

高配当株 おすすめしない

●高配当株を株価上昇が見込めないのでおすすめしない

高配当株は、株価が上昇しづらいです。

いくら配当が高くても、株価が下がれば損になりますよね。
「配当が高い」というと聞こえはいいですが、裏の理由も考える必要があります。
 
 
 

企業が稼いだ利益は、大きく分けると2つの使い道があります。

1つは、配当金として株主に還元する。
もう1つは、事業投資に回して企業規模の拡大を狙う。

利益の大部分を配当金にしているのが、高配当株です。
 
 
 

当然、たくさん配当を出したら、事業投資に回せるお金は少なくなりますよね。
事業投資にお金を回せないと、企業は拡大するのが難しい。

企業が拡大しなければ、株価は上がりません。

ですので、高配当株は株価が上がりにくいんです。
 
 
 

高配当の企業が事業投資にお金を回さない理由は、成長性が乏しいから
斜陽産業で、大きく成長する見込みがない場合が多いです。

企業が拡大しなければ株価は上がりませんから、その企業に投資する人はいなくなってしまいます。
それだと困るので、たくさん配当を出して、投資家を繋ぎ止めているんです。
 
 

例えば、高配当で有名なのは、銀行や携帯会社、タバコの企業。
銀行は金利が低くて儲かりませんし、携帯料金の値下げの影響で携帯会社はピンチ。タバコに関しては、ほとんど吸える場所がない状態。

こういった、将来成長できそうにない企業が高配当企業の特徴でもあります。
 
 
一時的に株が上がっても、すぐに戻ることがほとんどです。
 
 
 

●高配当株の株価の動きを見てみましょう【実例あり】

では、実際に高配当株の株価の動きを見てみましょう。

まずは、高配当株として1番有名な【JT(日本たばこ産業)】。
過去5年間の値動きです。

高配当株 おすすめしない

めっちゃ下がってますね。
5年間で、株価は半分になってます。

タバコの規制が厳しくなってきて、業績は悪化していることが原因。
配当は6%くらいありますが、いくら配当が高くてもこれだけ株価が下がれば大損です。
 
 
 

次は、メガバンクの1つ、【みずほフィナンシャルグループ】です。

高配当株 おすすめしない

JTよりはマシですが、これも全体的に下がってますね。

銀行は金貸業ですから、金利が上がれば利益が増えます。ただ、今は超低金利時代ですから、なかなか稼ぐのが難しくなっています。
 
 

実際に株価の動きを見てみると、「高配当株=安定した利益」というのはちょっと危険な考えだとわかります。
 
 
 

■高配当株ではなく株価上昇を狙いましょう

高配当株 おすすめしない

僕は、高配当株ではなく、株価上昇による値上がり益を狙う方がいいと思っています。
長期的に考えれば、配当より儲かるからです。

値上がり益は、キャピタルゲインとも言います。
ちなみに、配当による利益はインカムゲイン。
 
 

選択肢としては2つ。

①成長株
②インデックスファンド

 
 

①成長株

「まだまだ成長段階の企業」と思ってください。

配当金を多く出さず、事業投資を積極的に行う企業のこと。
配当金が0円の企業もあります。
 
 

例えば、電気自動車やAIを関連の企業は、成長株の典型例。
電気自動車もAIも、今後とても注目を集める業界ですよね。

企業の規模が2倍、3倍になる可能性は十分あります。株価が2倍、3倍になる可能性もあるということです。

高配当株を保有して配当金をもらうより、圧倒的に大きな利益が期待できます。
 
 
 

成長株の難しいところは、全ての企業がうまくいくわけではない点。
成長段階の新興企業が多いですから、破産してしまう可能性も0とは言えません。

なんでもかんでもOK、ではないので注意。
 
 

②インデックスファンド

「①の成長株よりもリスクを抑えたい。でもちゃんと儲けたい。」という人は、インデックスファンドがおすすめ。
 
 

インデックスファンドは、日経平均やNYダウのような株価指数と同じ値動きをする投資信託です。
経済全体がよくなれば値段が上がり、経済が悪くなれば値段が下がるというイメージ。
 
 

特におすすめなのは、S&P500のインデックスファンド

アメリカの主要企業の株価を表した指数でして、アメリカ経済が成長すれば値上がりします。
アメリカは今後も人口が増え、経済が成長していくことが予想できるので、おすすめです。
 
 
 

投資信託なので、個別株よりは動きは穏やかですが、年率5〜10%は期待できます。

このあたりの話は、初心者こそインデックス投資をすべき【必要知識をまるっと解説】で詳しく説明しています。
 
 
 

■【それでも配当が欲しいなら】高配当株の選び方とタイミング

高配当株はおすすめしないと書きましたが、定期的に配当金が欲しい人もいると思います。
 
 

ですので、高配当株投資をしたい人向けに、銘柄の選び方と買うタイミングについてアドバイス。最低限、以下の2つはチェックしてください。

・有名企業である
・直近の株価が大きく上下していない

 

有名でない企業で高配当なのは危険です。

あとは、直近大きく上がっていたり、下がっている時は買うのを控えてください。
上がりすぎて売られたり、悪いニュースが出ている可能性があります。

2点を注意するだけで、大きな失敗は防げます。
 
 
 

以上、高配当株について説明してきました。

最後に、僕が超重要だと思っている、長期投資についてまとめた記事を貼っておきます。
安定した資産形成をしたい人はどうぞ。⬇︎
【最強の投資】長期投資はメリットしかない!【やらない理由ある?】
 
 

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