こういった疑問を解消します。
本記事の内容
・将来のお金の不安をなくすために今するべきこと
・早期リタイアするために必要なこと
執筆している僕は、現役の証券マン。大学生から投資をしています。
Twitter(@hununu_blog)でも、投資情報を発信中。
本記事の目次
■将来のお金に不安を感じる必要はない
●将来かかるお金は『貯蓄&運用』で十分
将来のお金に不安を感じている人が多いですが、貯蓄と投資で十分です。
貯蓄だけだと難しいですが、しっかり資産運用していけば問題なし。
まずは、将来いくらお金がかかるか考えます。
人生の3大支出と言われる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」についてみていきましょう。
子供一人につき、最低でも1000万円ほどかかると言われています。
二人兄弟の家庭が多いので、1000万✖️2=2000万円
住宅資金
住宅の平均購入価格は、4000万円ほど。
老後資金
年金とは別に2000万円ほど必要と言われています。
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合計すると、8000万円。
必要なお金は3大支出だけではないですが、ある程度の必要資金はイメージできたかと思います。
貯蓄&運用で8000万円をクリアできるか考えます。
・25歳〜39歳は毎月3万円を貯蓄
→約540万円
・40歳〜49歳は毎月6万円を貯蓄
→約720万円
・50歳〜65歳は毎月9万円を貯蓄
→約1620万円
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合計で約2800万円になります。
毎月の貯金額は日本の平均です。
貯蓄だけでも結構な金額になりますね。
・25歳〜39歳は毎月3万円を投資
・40歳〜49歳は毎月6万円を投資
・50歳〜65歳は毎月9万円を投資
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約7000万円になります。
(計算方法は複雑なので省略。年率5%で計算。)
貯金と同じ額で運用していますが、最終的には2倍以上の差が開いています。
運用の力は偉大ですね。
ちなみに、今回は年率5%で運用するとして計算していますが、実際にはもっと儲かる可能性が高いです。うまくいけば1億円くらいになるかも。
貯金の2800万円と投資の7000万円で合計9800万円。
人生の3大支出は問題なく乗り越えられそうです。
●「リストラ」や「病気・ケガ」の不安は不要
ここまで読んだ人の中には、「会社をリストラされた」「病気やケガをした」というトラブルに不安を感じている人も多いと思います。
ですが、不安に感じる必要はありません。
リストラ
転職を考えましょう。
終身雇用の時代ではないですし、転職のハードルはどんどん下がっています。
人手不足なので、働き口は見つかります。
病気やケガ
日本の保険制度は優秀なので、手術費用も安く済みます。
どんな病気でも医療費は50万円あれば十分。
また一時的に仕事ができなくなった場合でも、傷病手当金という制度を使えば18ヶ月は安定して収入が入ります。
日本は社会保障がとても手厚いんですね。
この辺りの話は、↓の本で学べます。一読しておくべき。
いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 (講談社+α新書)
というわけで、「リストラ」「病気・ケガ」の心配は無用。
■将来のお金の不安をなくすために今するべきこと
●家計簿をつけてお金の動きを確認する
まずは、家計簿をつけてお金の出入りを明確にしましょう。
出ていくお金は、「浪費・消費・投資」の3つに分類できるので、割合を確認してみてください。
お金の不安をなくすためには、「浪費をなくし、消費を減らし、投資を増やす」ことが重要。
ムダ使いのことです。例えば、通販を見て欲しくなった筋トレ器具を衝動買いしたけど、結局使わずに押し入れに眠っている、みたいな。
消費
生活する上で必要な出費のこと。家賃や食費など。趣味に使うお金も消費と考えてOK。人生を楽しむためのお金なので、ムダ使いではないです。
投資
将来のために使うお金。資産運用だけではなく、将来のための貯金やスキルアップのための自己投資も含みます。僕は本に結構なお金を使っています。
家計簿をつけてお金の流れを見ると、意外とムダなことが見えてきます。
ちょっと面倒ですが、がんばりましょう。
おすすめはマネーフォワードというアプリ。
カードと連携できるので使いやすいです。
●手取り18万円のうち2万円を貯蓄・2万円を運用
20代で手取りが18万円くらいの場合、「2万円を貯蓄・2万円を運用」に回してみましょう。
月に4万円であれば、なんとか捻出できるはず。
2万円を運用していくだけで、何もしていない人とは相当な差が開きます。
●積立NISAでインデックスファンドを買い続ける
月2万円の運用資金の使い道は、積立NISAでインデックスファンド。
言葉の説明からします。
年間40万円までの投資なら、税金がかからない制度。
(本来、投資で利益が出たら約20%税金がかかります。)
証券会社で設定すれば、銀行引き落としで毎月一定額を自動で運用することができます。
<インデックスファンド>
日経平均やNYダウのような株価指数を1つ設定して、それと同じ値動きをする投資信託。
特に、S&P500という株価指数に連動するものがおすすめ。
初心者こそインデックス投資をすべき【必要知識をまるっと解説】で詳しく解説しています。
積立NISA口座を使って、S&P500のインデックスファンドを買います。
S&P500は、アメリカ主要500社の株価の動きを表した数字で、アメリカ経済全体が上向けば値上がりする仕組み。
アメリカは先進国の中でもすごい勢いで経済成長しているので、日本や他の国よりもアメリカに投資するべきです。
アメリカの凄さは、【暴露】なぜ投資家は日本ではなくアメリカを選ぶのか【答え:簡単に儲かるから】で説明しています。
SBI証券を使えば、毎月の運用額を銀行から自動で引き落とすこともできます。
■早期リタイアするために必要なこと
「65歳まで働かずに、50歳くらいで早期リタイアしたい」と考えている人もいますよね。僕もその1人です。
早期リタイアのため必要なことは2つ。
・副業で収入を増やすこと
できるだけ早く運用を始めること
運用は時間をかければかけるほど有利になります。
具体例を用いて考えてみます。
・25歳〜39歳は毎月3万円を運用
・40歳〜49歳は毎月6万円を運用
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50歳までに約2200万円の資産になる
<35歳から運用を始めた人>
・35歳〜49歳まで毎月6万円を運用
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50歳までに約1600万円の資産になる
35歳になってから毎月6万円を運用していくより、25歳から毎月3万円をコツコツ運用していくべき。50歳の時には600万円の差がついています。
だからこそ、投資は長い時間をかけることが重要。【最強の投資】長期投資はメリットしかない!【やらない理由ある?】でも説明しています。
副業で収入を増やすこと
副業で収入を増やし、運用に回すお金を増やすことも重要。
もちろん、転職して収入を増やすのもありですが、副業の方が手軽ですね。
・25歳〜39歳は毎月3万円を運用
・40歳〜49歳は毎月6万円を運用
⬇︎
50歳までに約2200万円の資産になる
<副業で毎月1万円稼いで運用に回した人>
・25歳〜39歳は毎月4万円を運用
・40歳〜49歳は毎月7万円を運用
⬇︎
50歳までに約2800万円の資産になる
毎月1万円だけでも稼いでいると、50歳の時には600万円の差になっています。
1万円だけ稼ぐと考えれば、そこまで難しくはないですね。
ランサーズやクラウドワークスで仕事探せばOK。
ということで、できるだけ早く運用を始め、副業で少しでも収入を増やしましょう。
記事の内容は以上です。
お金の不安を払拭する助けになれば幸いです。