こういった疑問を解消します。
本記事の内容
・初心者は投資信託から始めるべき
・投資で損をしない3つのコツ
執筆している僕は、現役の証券マン。大学生から投資をしています。
業界の最前線で働いているので、最新情報やウラ情報も提供します。
本記事の目次
■投資の種類は「株式」「投資信託」「債券」の3つだけ
投資は非常にシンプルで、大きく分けると3種類だけです。
・投資信託
・債券
それぞれ簡単に説明します。
株式
企業が発行する株を購入します。
株価が上がれば利益になり、下がれば損になる。単純ですね。
また、配当金や株主優待がもらえる企業もあります。
その企業に悪いニュースが出たら暴落するので、リスクは高いです。
逆に、業績が良かったりするとめちゃくちゃ儲かることも。
「リスク」
ーハイリスク・ハイリターン
「投資期間」
ー数日〜数年間
「向いている人」
ー大きく儲けたい
ー値動きを見るのが好き
ー余裕資金で運用ができる
投資信託
企業の株や債券など、複数のものがパッケージ化されたもの。
値段(基準価額)が上がれば儲かり、下がれば損をする。こちらも単純。
分配金といって、利益の一部が定期的に払い出されるものもあります。
複数に分散投資をしているので、株よりもリスクは低いです。
ただ、株よりも手数料が高いですね。運用管理費用というものが毎年かかります。
「リスク」
ーミドルリスク・ミドルリターン
「投資期間」
ー数年間
「向いている人」
ー自分で売買をしたくない
ー利益を出したいけど、時間を使いたくない
ー数年間、放っておける資金がある
債券
債券は、わかりやすく言えば〝借用証明書〟のことです。
債券を買うことは、発行者にお金を貸していることになり、その代わりに利子を払ってもらうという仕組み。
発行者が潰れない限り、お金は返ってくるので、リスクは低いです。
ただ、ほとんど儲からない。今は超低金利の時代でして、年率0.5%〜1.5%くらいがいいところ。100万円預けても、1年で1万円くらいにしかなりません。
「リスク」
ーローリスク・ローリターン
「投資期間」
ー数年間(長いものだと30年以上のものも)
「向いている人」
ーとにかく低リスクで運用したい
ー銀行預金よりマシなもので運用したい
●株式投資はさらに2種類に分けられる
・インカムゲインを狙う投資
株式投資の利益は2種類ありまして、それが「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」。どちらを狙うかを決めるべきです。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、値上がり益のことです。
株価の上昇を期待して株を買います。
株価が上がるためには、企業が成長することが必要です。
ですから、これから伸びると期待できる企業に投資をします。
インカムゲイン
インカムゲインとは、配当利益のことです。
企業は株主に対して、配当金を払う場合があります。
株価が上がらなくても、配当金をもらえるので儲かりますね。
たくさん配当を出す、高配当企業に投資をします。
ここまでの話だと、「値上がりも狙えて、配当ももらえるところに投資すればいいじゃん」と思うかもしれません。
ですが、キャピタルゲインとインカムゲインは両立しません。
成長する企業は、新たな事業にどんどんお金を注ぎ込むので、配当金に回すお金がありません。代わりに、成長して株価を上昇させようとします。
一方の高配当企業は、配当にたくさんお金を使うので、事業投資に回すお金が減ります。そのため、成長する可能性が低く、株価は上がりにくい。
このあたりの話は、【危険あり】高配当株をおすすめしない理由【証券マンが解説】で説明しています。
株式投資をするときは、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを狙うのかを意識しましょう。
●投資信託も2種類に分かれる
投資信託もさらに2種類に分類されます。
・インデックスファンド
ちなみに、投資信託のことをファンドと言います。
アクティブファンド
アクティブファンドは、ファンドマネージャー(=責任者)の判断で売買を行う投資信託。
簡単に言えば、〝プロに丸投げ〟。
手数料が高いことがデメリットですね。
あとは、プロが必ずしも成功するというわけでもないので、難しいところです。
インデックスファンド
インデックスファンドは、株価指数(日経平均やNYダウなど)と同じ値動きになるように運用する投資信託。
株価指数に採用されている通りに、機械的に売買するだけ。
ファンドマネージャーが不要なので手数料が安いですね。
機械的に売買しているだけなのに、アクティブファンドより成績が良いこともあり、かなり人気があります。
実は、アクティブファンドの80%はインデックスファンドに負けています。
残りの20%を選ぶ自信がなければ、初心者のうちはインデックスファンドの方が無難かもしれません。
●債券の仕組みはどれも同じ
最後は債券ですが、特に分類する必要はないです。仕組みは同じなので。
お金を貸して利子をもらうだけです。
国が発行する債券を国債、企業が発行する債券を社債といいます。
基本的には、国債が最もリスクが低く、利率も低いです。
だいたい、0.5%ほど。
債券についてはこれくらいでOKです。
■初心者は投資信託から始めるべき
●初心者には投資信託をオススメする理由
初心者の人は、投資信託から始めてみましょう。
特に、インデックスファンド。
理由は3つ。
・時間をかけずに放って置ける
・安定的に利益が出やすい
インデックスファンドは、指数と同じ値動きをするだけなので、仕組みとしてはとても簡単。また、自分で売買しなくていいので、時間がないサラリーマンでも問題なし。
僕がオススメしているのは、S&P500指数のインデックスファンドでして、年5%〜10%くらいを安定的に稼ぐことができています。
●投資信託を買って10年くらい放っておきましょう
投資は、時間をかければかけるほど有利になります。
いったん投資信託を買ったら、10年くらい放っておくつもりで投資をしましょう。
証券会社で色々なお客さんを担当していますが、買って放っておいているだけの人が、一番儲かっています。これは間違いない。
長期での投資については、【最強の投資】長期投資はメリットしかない!【やらない理由ある?】でも解説しています。
■投資で損をしない3つのコツ
最後に、投資で損をしないた目の3つのコツを紹介します。
証券マンとして、利益を出した人も損をした人も見てきました。
その中で、成功している人に共通するポイントをまとめます。
①長期的な目線で考える
すでに書きましたが、投資は10年くらいのスパンで考えましょう。
買ったら放っておく、「Buy&Hold」が最強です。
株価が明日下がるかどうかなんて誰にも分かりません。
一時的に損をしても気にせず、待っていればOKです。
②余裕資金で投資をする
投資は余裕資金でやりましょう。
生活費を削ったり、数年後に使う予定が決まっているような資金は、投資に使うべきではないです。
損をするかもしれませんし、すぐに必要になるお金では、長期的に運用することもできませんからね。
③納得した上で投資をする
最も大切なことです。
投資はあくまで自己責任。誰がオススメしたとしても、最後に決めるのは自分です。
「これなら儲かる!」「値上がりする!」と信じることができた場合のみ投資をするようにしましょう。
適当なネット情報を鵜呑みにすると、損した時の後悔が半端ないです。
以上、投資の種類についてまとめてきました。
投資についてイメージが湧いてきた人は、そのまま口座開設もどうぞ。
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