資産形成のための投資法

投資と資産運用の違いを解説【あなたが目指すのはどっち?】

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将来のために資産を増やしたい。ネットを見ていると、「投資」という言葉も出てくるし、「資産運用」という言葉も出てくる。同じ意味なのかな。


こんな疑問に答えます。





本記事では、投資と資産運用の違いについてお伝えしていきます。

結論を言ってしまうと、長期的な視点があるかどうか、です。

どちらが重要なのか。どうすれば失敗しないのか。このあたりのお話をしていきます。



これを書いている僕は、現役の証券マンで、大学時代から投資を始めました。

証券業界の裏側や、自身の経験なんかも混ぜながら、お話ししていきます。

Twitter(@hununu_blog)でも、日々役に立つ投資情報を呟いています。




本記事の目次

■投資と資産運用の違いとは?

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●投資と資産運用の違い【長期的な視点があるかどうか】




では本題。投資と資産運用の違いについてですね。





辞書通りの意味から見ていきましょう。

・「投資」  →『利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。』
・「資産運用」→『自分の資産を増やす目的で、貯蓄したり、投資したりすること。』

定義としてはこんな感じです。





資産運用は、自分の資産を増やすために貯蓄や投資をする、と書いてあります。

つまり、投資は資産運用の1つの手段。資産運用の方が意味が広い言葉なんですね。


資産運用というと、将来のために資産を少しずつ増やしていくイメージ。数十年後に、安定して生活をするための行動であり、長期的な視点で使われます。





あとは、投資というのはリスクを取って積極的に利益を狙いにいくイメージで使われることが多いです。





というわけで、投資と資産運用の違いをまとめるとこんな感じ。

・資産運用は長期的に自分の資産を増やしていくことが目的
・資産運用にはいくつもの選択肢があり、その中の1つが投資
・投資はリスクを取って積極的に利益を狙いにいくこと




●投資と資産運用の違いは意識せずに使われる場合が多い




投資と資産運用の違いについて説明しましたが、実際のところは同じような意味で使われていることも多いです。

ネットやニュースで「将来に備えて若いうちから投資を始めましょう」というメッセージを発信していることがありますが、これは資産運用としての意味で使われています。

文脈から判断するしかないですね。





当ブログ「投資家への第一歩」の中でも、『投資』という言葉を何度も使っていますが、基本的には資産運用のことを指しています。

短期的に儲けるのではなく、長期的に運用をして、将来のお金の心配をなくすことがテーマになっていますので。




■投資・資産運用に成功するために

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●目的を決めることが最も重要【期間・金額・将来像】

上述の通り、投資と資産運用の違いはあいまいな場合が多いです。
なのでそこまで神経質にならなくて良いと思います。





それよりも重要なことは、投資(もしくは資産形成)をする目的をはっきりさせておくこと。

目的を意識することは本当に大切なことなので、覚えておいてください。





投資に限った話ではないですが、目的を明確にすることで、意思が強くなります。

「何年後に」「いくらくらいの資金を貯めて」「どんな暮らしがしたいのか」

このあたりを考えておきましょう。





ちなみに僕は、

「30年後に」
「1億円を貯めて」
「その資金を運用しながら早期リタイア&海外旅行や読書しながら悠々自適に暮らす」

という感じ。





投資をしてい上では、我慢することが必ず必要になります。

相場が下がった時には投資をやめて現金化したくなることもあるし、欲しいものがあったら投資の資金を切り崩して買っちゃいたくなることもあります。

こうなった時に、我慢できるかどうかは、目的をはっきりと意識できているかどうか次第。





また、具体的な金額をイメージしておくことで、給料のうちどのくらいの資金を投資に回せばいいのかも逆算できます。

もし、なんとなく投資をしているのであれば、「なぜ投資をしているのか」をゆっくり考えてみてください。




●〝資産の色分け〟が成功への近道




資産運用をしていく上で、投資は重要ですが、とにかくたくさんの資金を投資すれば良いというわけでもありません。

投資はリスクがありますし、損になってしまう可能性もあるからです。





大切なことは、資産の色分け。

リスクを取れる資金と、そうでない資金を明確に区別することです。

例えば、毎月使う生活費を投資に使うなんて、アホらしいですよね。損をしたら生活がままならなくなってしまいます。

車を買うために貯めている資金や、旅行に行くための資金のように、使うことが決まっている資金も運用するのはNGです。

投資をした結果、欲しかったものが買えなくなったり、行きたかった旅行に行けなくなっては本末転倒。
こういう資金は貯金しておくのがベストでしょう。





一方で、しばらく使う予定のない資金もあると思います。いわゆる、余裕資金というやつ。

余裕資金は積極的に投資に使うべきですね。

銀行に預けておいても、ほとんど利息がつきませんし、投資で増やすことを狙った方がよっぽど効率的。

一時的に損になったとしても、生活に支障もありません。





というわけで、資産の色分けをしてみてください。

月にいくら使うのか。近い将来、欲しいものがあるのか。投資に回せる資金はあるのか。

銀行口座を分けてみるのも1つの手段ですよ。




■投資・資産運用について深く理解したい人へ




ここまでで、投資と資産運用の違いや、成功するための考え方についてお伝えしてきました。

投資についてさらに深く理解したい人は、以下の本や記事を読んでみてください。





まずは本の紹介から。

『教養としての投資』です。


ビジネスエリートになるための 教養としての投資

僕の投資に対する考え方を変えた、最も印象に残っている本です。投資の本質的なことを理解できます。

「投資=単なる金儲け」と考えている人は必読。価値観が変わるはず。





次は記事の紹介です。

【事実】投資を本当の意味で理解している人はいない【勘違いしてますよ】

当ブログ『投資家としての第一歩』の中の記事で、僕が執筆しました。

投資の意味や、株主になることがどういうことなのか。証券マンとして学んだことを書いています。





では本記事はこれで終わりです。ありがとうございました。

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