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【12000円お得です】NISAとは?【初心者向けにわかりやすく】

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【12000円お得です】NISAとは?【初心者向けにわかりやすく】
社会人になって少しお金も貯まってきたし、将来のこと考えて投資でもしようかな。あれ、証券口座を作ろうと思ったら「NISA」の文字が。。『NISA』ってなんですか?





こんな疑問を解消します。




本記事では、「NISAとは?」というテーマで、初心者にも超わかりやすく説明していきます。

結論から言えば、NISAは絶対に使うべきです。

ただ、投資をする上で、めちゃくちゃ詳しく理解する必要はないです。この記事ではNISAについて、初心者が最低限知っておくべきことだけをまとめました。




これを書いている僕は、証券マンです。

学生時代に投資を始めたのですが、最初はわからないことだらけで、当然NISAのことも知りませんでした。

投資を始める時の不安な気持ちはよくわかります。そんな経験を活かして、初心者が抑えておくべきポイントだけをまとめました。



本記事の目次

■NISAとは何か?【超わかりやすく説明します】

■NISAとは何か?【超わかりやすく説明します】


さっそく本題。NISAとは何か?

名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、ほとんどの人は理解していないはずです。

ただ、NISAを知ることは大きな第一歩です。今後、投資をする上で必ず役に立ちます。



●NISAとは?


NISAとは、「投資で出た利益にかかる税金を免除してくれる制度」です。

これだけ理解していれば大丈夫なんですが、もうちょっと詳しく説明しますね。




そもそもですが、投資をして利益が出た場合、税金(約20%)がかかります。

例えば、あなたが100万円で株を買ったけど、値上がりして105万円になったとします。この場合だと、利益は5万円ですね。

この5万円に20%の税金がかかってくるのです。そのため、あなたは1万円(5万円×20%=1万円)の税金を国に納めなければなりません。

ですが、NISAを使うと、この1万円を払わなくてよくなります。




これがNISAです。税金を払わなくてよくなるのですから、使った方がお得ですよね。

ただ、1つ条件があるので注意してください。それが、「1年間で投資額が120万円まで」というもの。

つまり、いくら投資しようが、全ての税金が免除になるわけではない。1年間で120万円の投資で出た利益のみが非課税になります。

120万円を超えた分の投資で出た利益に関しては、普通に税金を払わなければならないということです。




とは言いつつも、投資初心者でいきなり1年間で120万円も投資をする人は少ないので、十分嬉しいサービスだと思います。

本来は払わなければいけない税金を払わなくて良いのですから、投資をする人が使わない理由はありません。




「太っ腹すぎて怪しい。。」と思うかもしれませんが、全然そんなことはないので安心してください。

こんなにすごい優遇制度を行なっているのには、ちゃんとした理由があります。

というのも、日本人は貯蓄が大好き。小さい頃から「貯金しなさい」と教えられた人もいるのではないでしょうか。

別に貯蓄が悪いというわけではないですが、貯蓄されたお金って銀行に眠っているだけでまったく動きませんよね。

お金が動かないということは、経済が活性化しないのです。簡単にいうと、景気が悪くなるということ。

これは国にとって困る問題です。そこで「税金を払わなくてもいいから、より多くの人に投資をしてもらおう!」ということで、このNISAという制度ができたのです。

国が作った正式な制度ですから、安心して使って大丈夫です。




以上がNISAの説明です。まとめます。

・NISAとは「投資で出た利益にかかる税金を免除してくれる制度」
・年間の投資額は120万円まで
・NISAは、国が国民に投資をしてもらうために作った制度

NISAのポイントはこんなところです。




●NISAのメリット【12000円お得になります】


続いて、NISAのメリットについて。

NISAのメリットは主に2つあります。

①税金がかからない
②投資の第一歩として最適





「①税金がかからない」については、上でだいたい紹介しました。

ここでは、どのくらいお得になるのか考えてみましょう。結論を言えば、見出しにもあるとおり、12000円がお得になります。

まず、投資の利益は1年間で5%。これを覚えてください。100万円を投資したら、1年後に5万円の利益が出るくらいです。

5%の利益があれば投資は成功と言えますし、初心者でも十分目指せます。

そして、NISAは年間の投資額が120万円までですから、120万円を投資して5%の利益が出たとすると、6万円(120万円×5%)が儲かることになります。

この時にNISAを使っていないと、利益に対して20%の税金がかかります。なので本来は、12000円(6万円×5%)の税金を払わなくてはいけません。

ですが、NISAはこの税金を免除してくれます。というわけで、この12000円がお得。




続いて、「②投資の第一歩として最適」について。

NISAという制度があることによって、「とりあえず投資してみようかな〜」と、気軽に始めることが可能ですよね。

それに、120万円という制限があることから、1度に大金を投資して大損するようなことも少ないです。

また、実際に投資をしてみると、いろいろなニュースに興味を持つようになり、視野が広がります。日々のニュースを違った視点から見るようになるので、単純に面白い。

そういう意味でも、初心者が投資家になるための第一歩として、NISAはかなり良いサービスです。




●NISAに関するQ&A【飛ばし読みでOK】


ここまでで、NISAとは?・NISAのメリットなど、重要なところをお伝えしました。

ここでは、Q&A方式でNISAの細かいところを解説していきます。気になるところだけ読んでくれればOKです。




■Q1:NISAにデメリットはある?

A:あります。NISAでは損益通算ができないことです。ただ、これは年間120万円以上の投資をしている人にしか関係ないので、初心者はあまり考えなくてOK。気になる人は「NISA 損益通算」でググってください。


■Q2:NISAで買えないものもあるの?

A:あります。国債や社債などは買えません。株式や投資信託は買うことができます。


■Q3:120万円の枠を翌年に持ち越せる?

A:できません。120万円の枠のうち、今年は50万円しか使わなかったとしても、来年は120万円まで。


■Q4:NISAを使うための具体的な手続きは?

A:NISA口座を開設するだけ。証券会社で口座開設の手続きをするときに、「NISAを利用しますか?」みたいな選択画面が出るはずなので、「利用する」を選択しましょう。どこの証券会社を選んでもOKで、特に難しくないです。


■Q5:複数の証券会社でNISAを使える?

A:使えません。NISAを使うのは1つの会社だけ。ここは注意が必要です。




こんなとこですね。

いろいろお伝えしましたが、実際にやってみないとわからないことが多いと思います。

なので、ある程度の理解をしたら、すぐに証券口座を作ってみましょう。




●NISAとつみたてNISA【普通のNISAを使うべきです】


最後に1つ。

普通のNISAとは別に、「つみたてNISA」というものがあります。

ここではざっくりと、「NISAよりも、長期で安定的な投資を行うための制度」と考えてください。

NISAを使う場合、普通のNISAかつみたてNISAのどちらかを使うのか選びます。両方とも使うことはできません。




結論から言いますと、つみたてNISAではなく、普通のNISAを使うべきです。

理由は2つ。1つは、つみたてNISAは買える商品が少ないから。

つみたてNISAで変えるものは基本的に投資信託。個別企業の株を買いたいなら、普通のNISAを使います。

「投資信託だけを買う!」という人にはいいですが、個人的には個別企業の株を買うことも、投資の楽しみの1つだと思います。




もう1つは、つみたてNISAは年間40万円という制限があるから。

普通のNISAは120万円でしたから、その1/3ですね。

投資をしていく上で、1年間で40万円しか投資できないのはちょっと少ない。

投資を始める前は「40万円で十分だよ」と思うかもですが、2〜3年して慣れてきたら、もう少し投資をしてみたくなります。




という2つの理由から、普通のNISAをオススメします。

ちなみに、後から変更することも可能なのでご安心ください。




■結論:NISAは今すぐ使いましょう

■結論:NISAは今すぐ使いましょう


以上、NISAについてでした。

細かいことは忘れてもいいですが、とにかく【NISA=税金がかからないお得な制度】ということだけは覚えておいてください。

これから投資を始める人は、NISAを使わない理由はありません。今すぐ使いましょう。




ということで、ページを閉じたらすぐに証券口座を開きましょう。

NISAっていう特例を国が作ってくれているわけですから、利用しないのはもったいないと思います。

投資をする人に有利になるような制度ですから、逆を言えば投資をしない人は損をしているということ。何もしない人は国から搾取されてしまいます。

そうならないように行動しましょう。

ちなみに、どこの証券会社でも口座開設は無料でできます。初めての人は⏩SBI証券を使えば間違いないです。僕も最初はSBIでした。




それでは、今回はここまで。

ありがとうございました。

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